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廃れた病人は語りを綴らん

長年うつ病に悩まされながらも何とか生きている40歳の物語です。

補聴器と集音器の違いについて

今回のブログは主に難聴者向けのお話となります。もしくは身近に難聴者がいる場合も対象です。

それと自分の勉強用の為ですかね。
私自身が生まれつきの軽度~中度難聴者でもありますので。

難聴は大半が完全に治らないケースだと思ってください。
特に生まれつきの場合は。
視力が低下したりするのと一緒です。
残酷ですが今の医療ではそれが現実なのかと思います。

治るケースも有ります。耳の聴こえに異常が出てきた人はすぐに耳鼻科などへ行った方が良いですよ、と)


さきに一つだけ。

※長時間イヤホン付けると「中耳炎」になるケースが増えてるそうです。
使用する場合は、小まめな消毒や手入れ、イヤープラグの交換、耳からイヤホンを外して休憩するなどが必要かと思われますのでご注意ください。

www.huffingtonpost.jp


【難聴(聴覚障害)とは何か?】


耳が聴こえるには、外耳や中耳、中耳、脳といった各部位が適切に働くことが必要ですが、何らかの原因によって各部位に異常が起こると聴覚障害となります。
難聴とは、その異常が起こることで耳の聴こえが低下している状態を指します。

原因には生まれつきの先天的なものと、加齢による聴力低下、突発性難聴や脳腫瘍、薬の影響などの後天的なものがあります。
障害の程度はさまざまであり、音がまったく聞こえなくなるケースも。

【難聴の種類】


難聴には障害されている部位によって3種類に分かれています。
1つ目が伝音難聴、2つ目が感音難聴、3つ目が両方からなる混合性難聴です。

伝音難聴

この症状は、何らかの原因で外耳や中耳などに障害が発生し、音が奥の方へ伝わりにくい状態です。
ちなみに自分の難聴はこちらに当たります。
両手で軽く耳を当てた状態みたいなもので、重度だと強く抑えた状態かな?

最近話題の骨伝導は普通に聞こえるようです。

感音難聴

こちらは音を感じる部分の内耳以降に何らかの障害があるために起こる難聴です。
録音に例えると、マイクやケーブルは無事だけど、本体の方は逝かれてる具合ですかね。(マイクやケーブルの不良が1つ目かな?)

多くの場合が緩やかに進行する為、本格的に影響が出るまで気づかないことがあるみたいです。
原因としては、加齢による聴覚の衰えや、職場やスピーカー、イヤホンなどで大音量で騒音や音楽を聴いたりなどです。
骨伝導でも大音量で音楽聞いてたらダメかも知れないなぁ…)

【補聴器の役割】


補聴器の役割とは?

① 他人との会話などで小さな音などの聴こえない音声を、聞き取れるレベルにまでに音量を上げて会話を聞き取りやすくする役割であり
② 衝撃音などの突然の大きすぎる音を抑えて耳を傷めないように保護する役割を持っている。
主にこの2点かと。

例えるなら、リハビリなどが必要とした義足などを付ける感覚かなぁと。
(漫画なら鋼の錬金術師エドワードを思い出すなぁw)
単純に付けるだけではなく、少しずつ微調整をして本人に最適なものにする。

【補聴器と集音器の違い】


ようやくタイトルです。
補聴器と集音器の違いについて大雑把に説明していきます。
この2つは何が違うのでしょうか?

(1)医療機器であるかないか。
(2)人に合わせた細かな調整が可能かどうか?
(3)性能と安全性
(4)値段によるコスト

以上の4点に絞って簡単に説明。


まず(1)ですが、
補聴器は国から認められた医療機器です。
定められた基準をクリアしており、製造や販売に幾つかの制限があったりします。

逆に集音器は国から認められてはいません
代わりに製造や販売に制限はないので、ネット上で気軽に購入できます。


次に(2)の人に合わせた細かな調整について。
補聴器は個人に合わせた音域での調整をしてバランスを取る事ができます。
例えば、私の場合は左耳は低音が弱く右耳は高音が弱いです。
そのバランスをお店で調整してくれたりします。

集音器は一般大衆向けであり、角周波数の音域全体を上げるだけであり、不必要な雑音までも聞こえてしまうことがあります。
(ノイズやハウリング音など)


(3)の性能や安全性
補聴器は難聴の人が使用する事を前提に開発された製品です。
その為、周囲のうるさくても言葉を聞き取りやすくしたり、突然の音など大きな音を出しすぎないように安全に使用できる機能が備わっています。

対して集音器は、難聴者向けに開発・製造されている訳でもなく、安全性には保障されておりません。
突然の大音量により耳を傷めてしまうこともなりかねないのです。


(4)の値段の違いは・・・結構差があります。
まず補聴器。
最新式の安いタイプが片耳で約15万、両耳で約30万円もします。
高いのだと倍以上の値段したりとかが相場の用です。

医療用機器なので、税金での医療費控除の対象となります。
ただし、耳鼻科で医者の「診療情報提供書」を出して貰ってから、その日の内に購入する必要があります。そしてお店から「診療情報提供書の写し」と「補聴器の領収書」を受け取ります。

障害者として認定されているならば大幅な減額はされます。
しかし、対象は重度以上なので、軽~中度難聴者は対象外。

そして集音器の方は2000~3万円が現在の相場と言った所でしょうか?
補聴器よりも安くて気軽に買えたりします

ただし当りは少ないような気もしますが。
(どうしても補聴器に比べて性能が悪い

【最後に】


実際つい最近ですが、補聴器の専門店にて視聴してきました。
その時の診断で、私の難聴は伝音タイプであり、骨伝導なら正常な音を聴くことが判明しました。
(難聴度合いは軽~中度難聴者レベル)
そして、実際に装着して視聴してみたら

確かに良く聴こえた

しかし、片耳15万円と言わて「これ買えんわ」と判断してしょぼしょぼ家に帰りました。
家に帰宅した私は、安く入手できる方法を探したんですが、逆に絶望しました。

その代わりなんですが、試しに集音器を色々と購入する事に決めました。
なのでその内、実際に使ってみた集音器の感想を述べたいと思います。

それと購入する時やプレゼントなどの注意点も一緒に記載したいかと。
ただし自己責任の範囲となりますが(笑)



つい最近Onkyoから安い補聴器が販売されました。
www.phileweb.com

この値段なら何とか買えそうなレベルかもしれません。
性能は分かりませんが・・・。
(あと、お店がこれを推奨してくる訳でもないだろうしなぁ)